DC_su_CharSelectAssist 0.50

Genoma使ってますか?
手軽にリグが組めるのでありがたいものの、指とか入り組んだ部分のコントロールオブジェクトの選択が面倒な時があったりして、AutomatonZのItemPickerみたいなのは作れないかなーと色々妄想してました。

が、なんとサンライズ様からインハウスプラグインの提供があり、その中にsu:Char_Select_Managerというアイテムピッカープラグインがあるじゃないですか。

しかも単なるアイテム選択に留まらずLWのコマンドを自由に発行できる優れものでさすがプロの現場で使ってるナイスなプラグインです。

で、このsu:Char_Select_Managerは設定ファイルをXML形式で保存もできるため、それに便乗してGenomaリグからこのXMLを生成できないかと作ってみたのがDC_su_CharSelectAssistです。

DC_su_CharSelectAssist 0.50

マニュアルとかは作ってないんで以下簡単に使い方を

1.リグのセットアップを済ませたキャラクターを読み込む
Genomaリグである必要はありません。アイテムならなんでもOKなので自作のリグでも、ボーンのみのシンプルなキャラクタでも大丈夫です。

2.スケマティックビューの調整
上の画像を見ても分かる通り、Genomaリグを生成しただけだとスケマティックビューのアイテム配置がいい加減なので、スケマティックツールなどを使用してアイテムの配置を整えます。

3.プラグイン起動
マスタープラグインにDC_su_CharSelectAssistをセットして設定パネルを開きます。
このプラグインでは複数のタブを持つ1キャラクター分のXMLを生成することができます。
“Width”と”Height”はsu:Char_Select_Manager上での表示範囲をピクセルで設定し、”Top”と”Left”はボタンがパネル端にくっつかないようにマージンを指定できます。
“Button Text”をONにすると生成される各ボタンにアイテム名が表示されるようになり、”Fit Text Size”をONにするとボタン自体もテキストと同じ幅になります。
後の項目はsu:Char_Select_Managerと同じです。

4.アイテムの登録
レイアウト上で登録したいコントロールアイテムを選択した状態で、”Add Select Item”を押すとリストにアイテムが追加されます。
“Select All Null”ボタンを押すとロックのかかっていないNULLオブジェクトをすべて選択するため、Genomaリグのように多数のオブジェクトを登録するのに便利です。

5.出力
“Export”ボタンを押して適当な場所にXMLファイルを出力したら、マスタープラグインにsu:Char_Select_Managerをセットしてパネルを開き、作成したXMLを読み込んでみましょう。

……これはひどい。
一応アイテム選択コマンドを発行するボタンをそれっぽい配置で登録はできているので、後はsu:Char_Select_Manager上で配置調整だけすればまぁ使えるかなって程度にはなります。

6.最後に
さすがに全アイテムを詰め込むのは多すぎるので、体、頭、両手とタブを分けてアイテムを登録、背景画像も用意してあげればそれっぽくなりましたね。

注意点としてLWのドキュメントにもありますが、Genomaリグは更新すると一旦すべてのボーンとコントロールアイテムを消去してから再構築するため、場合によっては更新前とアイテム名や内部IDが変わってしまうケースがあります。
そのためリグが完成してから登録作業を行ってください。
あとはDC_su_CharSelectAssistはマスタープラグインのため設定項目をシーン内に保存します。
アイテムリストもすべて保存するため結構容量を食ってしまうので、XMLを出力して用済みになったらプラグインは削除してしまっても構いません。


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