beta1についていくつか質問を頂きましたのでまとめて回答です。
1.新ToonTracerクソ重い。高速になる設定は?
この原因は以前のバージョンがLWのレンダリングに便乗してバッファを作成していたのに対し、新カメラ使用時はそれができずToonTracer側で再度レンダリングを行っています。
つまり2回レンダリングを行っているのと同等なのでどうしても遅くなってしまいます。
現在のToonTracerレンダリングは1スレッドで動いているため、マルチスレッド対応は行う予定ですが、それでも以前の速度よりは格段に落ちてしまうと思われます。
で、サポート打ち切ったクラシックカメラですが、再度サポートしてみます。
まだ仮組み段階ですが旧バージョンと同等の速度で動作してますので、平行カメラなど特殊なカメラを使いたいときだけ新カメラにするみたいな使い分けになりそうです。
ただ、対応はLWレンダリングのみでFPrime等外部レンダラーには対応できません。
2.サンプルデータでSurfacePiercingの眉毛のラインが出てない
バグっぽいです。調査中です。
3.FPrimeでレンダリングしたラインを保存したい
マニュアルに記載が抜けてました。
FPrimeに限らずToonTracerで作成したラインはVisorのように画像編集のリストに”unReal2_LineImage”というRGBA画像として残ります。
これをダブルクリックしてイメージビュワーで開いて保存してください。
ただ、LW側のバグなのかイメージビュワーで画像が真っ黒のときがあります。
その場合は画像編集パネルで”unReal2_LineImage”を選択、素材パラメータの”最大ミップマップ品質”をオフにするとかで値をいじると更新されて画像が表示されるようになりますので試してください。
4.問題のある機能、未実装の機能
・ToonTracerの”(All)”と出てるポップアップ
未実装です。オブジェクトを指定して該当するオブジェクトリンクされているレイヤーのみ表示するフィルタになる予定。
・法線の折り目
計算に問題があって指定した角度通りに線が出ない場合があります。
・ノードエッジ検出
未実装です。
とりあえずクラシックカメラ対応を優先して急ぎ更新したいと思いますのでもう少々お待ちください。
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