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1.概要


unReal Xtreme2(以下unReal)は、セル調のペイントとトゥーンラインをメインとしたノンフォトリアリスティックな表現を行うプラグインです。
旧バージョンと比較して、ペイントを担うCelPainterは2Dペイントソフト的なレイヤー構造を取り入れ、より高度な設定が行なえるようになりました。
また、ペイントを設定するグラディエントのキー位置、色にテクスチャやエンベロープが使用できるようになり、セル調のベタ塗り以外にも手塗りのような複雑な表現も可能です。

トゥーンラインを描画するToonTracerはアンチエイリアスが強化され、Lightwaveのカメラ設定に従ってアンチエイリアスがかかるようになりました。
また、線を描画するブラシのパラメータにはLightwave標準のテクスチャ、エンベロープが使用でき、シンプルなライン以外にも手描きのようなぶれや複雑な表現も可能になりました。

他、Lightwave[9]バージョンを使用した場合は新しく搭載されたノードシステムを利用することが可能です。

ver. 1.05での変更点



2.対応LightWave3Dバージョン

unRealはLightwave7.5、8.5で動作するものと、Lightwave9.xで動作するものがあり、別のプラグインファイルになっています。
それぞれのプラグインがサポートするLightwaveのバージョンは以下のようになります。
また、Lightwave9.x用のunRealのみ64bit版Windowsに対応しています。
unReal Xtreme2 for LW8
7.0 7.5 8.0 8.3 8.5 9.0 9.2 9.3


unReal Xtreme2 for LW9
7.0 7.5 8.0 8.3 8.5 9.0 9.2 9.3 9.5
*1 *1 *1

*1
現在、Lightwave9.2以降ではアドバンストカメラ使用時にToonTracerで問題が発生します。
詳細は5.制限を参照して下さい。



3.インストール

unRealはインターフェイスが英語版と日本語版のものがあります。
ダウンロードしたzipファイルを解凍してできたフォルダから
日本語版の場合は\x86\japanese\unreal2.pを
英語版の場合は\x86\english\unreal2.pを
プラグインフォルダの適当な位置にコピーし、モデラーかレイアウトの「プラグイン追加」から追加してください。
日本語のLightwave上で英語版のunRealを使用することも可能です。
また、64bitWindows版は「\x64」フォルダ以下に入っています。

! 注意 !
プラグイン構成が変更されているため、ベータバージョン(unReal Xtreme2 beta1 〜 RC6)を使用されていた方は、プラグイン編集から一度unreal2.pを削除してから再度プラグイン追加を実行してください。



4.プラグイン
4-1.セルシェーディング系
1.概要
2.CelPainterシェーダ
3.CP Instanceシェーダ

4-2.トゥーンライン系
1.概要
2.EdgeTracerシェーダ
3.EdgeTracerNodeシェーダ(for LW9)
4.ToonTracerピクセルフィルタ
5.RenderAssistピクセルフィルタ

4-3.ノード系(for LW9)
1.概要
2.unRealBufferノード

4-4.その他サポートツール
1.概要
2.SurfacePiercingシェーダ
3.ShaderManagerツール
4.MakeClusterモデラーツール
5.SelectClusterモデラーツール



5.制限・既知の問題

  • 適応サンプリング
  • ToonTracer使用時は、Lightwaveのカメラプロパティから設定できる「適応サンプリング」を必ずOFFにしてください。
    ONの状態ではレンダリング画像に点のようなノイズが発生します。

  • 反射と透過
  • EdgeTracer、ToonTracerの設定で半透明サーフェイスの奥の物体や、鏡面反射で移りこんでいる物体にもブラシラインを発生させることが可能ですが完全ではありません。
    Lightwaveのバージョン、レンダーオプションの透過、反射レイトレースの設定、カメラの種類によって結果が変わることがあります。

  • ShaderManagerのRemoveShader
  • ShaderManagerのRemoveShader機能は、Lightwave本体の問題でLW9.2以降でしか動作しません。
    LW9.0以下のバージョンでは常にボタンが無効状態になっています。

  • LW9.2以降のアドバンスドカメラ
  • LW9.2ではClassic以外のカメラではアンチエイリアスの処理が変わったため、ToonTracerのブラシラインにアンチエイリアスが掛からない問題があります。
    将来的にはバージョンアップで解決する予定ですが、現在はクラシックカメラを使用してください。



6.TIPS

D-Creationウェブサイト上でunReal関連のTIPSを掲載しています。
内容は随時追加していく予定です。

D-Creation TIPSページ(オンライン)



7.最後に

このプラグインはフリーウェアです。
このプラグインを実行したことによる、直接、間接的な損害に関しての、一切の責任は負いかねますのでご了承下さい。

製作者 DHM : dhmd-creation.sakura.ne.jp
D-Creation : http://d-creation.sblo.jp/



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