夢のクレヨン ラクガキ王国・

説明しよう。ラクガキ王国は育てたモンスター同士を戦わせるタイトーのPS2のゲームで、かわいい絵柄と色使いでほのぼの系かと思いきや、モンスターの作成がテディと同じシステムなもんだから作る人によってはテレビでは放送禁止一歩手前、あるいはインディーズビデオでもこれはちょっと……なフリークス達が血みどろの戦いを繰り広げる医学書の奇形写真を見ながらウヒヒとか笑うのが三度のメシより好きな紳士淑女をキャッチザハートなゲームなのだ!

…と言い切るのも若干問題があるかもしれないが、ここはゲームレビューのページではないんで無視して進めますと、このゲームではラクガキとつくだけあってモデルの輪郭を鉛筆だかクレヨンだかで描いたような線に処理している。
これをunRealでパクるのが今回のお題です。

たしかシーグラフの論文にも似たようなのがあったのですが、あっちはリアルタイムレンダリング向けの処理っぽかったのと、自分は英語なんぞサンキューとファッキューしか読めんので無視してとりあえず似たような結果になりゃいいやということで作業開始。

まず用意するのはグレースケールのテクスチャ2枚。
どちらもノイズっぽいもので、実際の解像度はそれぞれ600*600と400*400。
左はメインの線のテクスチャで、右のノイズが少ないのは線のエッジがくっきり出ないようにランダム感を出すためのものです。
また、2枚重ねにすることでテクスチャの繰り返しをわかりにくくするのと、解像度を変えて繰り返しの位置をずらしよりランダムにする効果も狙ってます。

んで、エッジレイヤーを2枚作成、それぞれにテクスチャを設定。
テクスチャはスクリーン座標固定にチェック、また、エッジの重ね描きもチェックしておこう。
また、ペンの太さはエッジぼかし用の方を一回り大きくしておくといい感じに。

・Sample・

これで終了。
かなりインチキ臭い仕上がりだが、気持ちよくなる草を一発決めてラリラリの時にこれは鉛筆描きだこれは鉛筆描きだと10回くらい自分に言い聞かせればそう見えなくもないと思う。

是非試してみてほしい。もちろん一発決める部分は除く。