2.機能、特徴
  - EdgeTracer -
    EdgeTracerはunReal内部で識別するためのIDをサーフェイスに割り当てます。
セルシェーディングの必要が無く、輪郭線のみを描画したい場合に使用します。
 

  - CelPainter/CelPainterClassic -
    セルシェーディングを始めとして様々なNPR系のシェーディングを行うシェーダープラグインです。
基本的な考え方はライトウェーブ標準のSuperCelShaderと同等で、さらに思い通りのイメージを表現しやすくするための機能を追加しています。
セルゾーンを無制限に作れる通常のCelPainterXtremeとゾーン数は4つ固定でSuperCelShader風のインターフェイスを持つCelPainterClassicがあります。
また、グループID設定も内蔵していますので、このプラグインを使用する場合はEdgeTracerは必要ありません。
CelPainterはSuperCelShaderと比較して以下のような特徴があります。
    ・セレクティブライト
 
 
    ・セルシェーディングの発色を調整する各種フィルタ機能
    ゾーン単位でのカラーフィルタ
通常のセルシェーダ。
肌の陰の部分が黒ずんでいる。
カラーフィルタで色を調整。
 
    テクスチャを使用したフィルタ
ゾーン毎に置き換えテクスチャを設定することで確実な色指定が可能
 
    フィルタ効果の強さをバッファ値でコントロール可能
通常のセルシェーダ
カラー演算で白目の色を調整。
テクスチャにも効果がかかっている。
瞳の自己発光にアルファマップを張り、演算マスクを設定
 
    ・ウェイトマップでゾーン幅をコントロールするギャップウェイト
 
    ・ゾーン毎に色、明るさをコントロール可能なスペキュラ
    セル調スペキュラ
 
    異方性反射
 
    ・ラジオシティ対応
 
    ・塗りのタッチを再現できるペイントマップ

 
    ・ハッチングなどを表現するトーンマップ
 
    ・グループIDを利用して漫画などに見られる「前髪から透けて見える眉毛」のような効果を再現するSurfacePiercing
透過する眉毛と目に被らない前髪
 

  - SasShadowDispatcher/SasShadowReceiver -
    Worley Labs製毛髪生成プラグイン「Sasquatch」の影をCelPainterに落とすことができます。
 

  - ToonTracer -
    グループIDを利用して輪郭線、ハーフトーン処理などを行うイメージフィルタープラグインです。
unRealのセルエッジはLightWave標準搭載のものと比較して以下のような特徴があります。
    ・通常の角、丸以外にテクスチャをペン先にすることが可能
 
    ・ポリゴンの交差部分などLWではエッジを出せないところも描画可能
LW標準
unReal
LW標準
unReal
 
    ・線エッジのぼかし、回転やテクスチャを貼ることが可能
ぼかし
テクスチャ
 
    ・サーフェイスの状態、法線などによってペンパラメータをコントロールするストロークフォロア
    ・7種類のエッジ描画判定
法線の折り目はバンプマップのエッジも描画可能
バッファ値境界によるテクスチャの輪郭、 セルシェードのゾーン境界の描画
 
    ・ハーフトーンによる漫画調表現
 
    ・結果を見ながら設定ができるビジュアルエディタ
設定の変更は即座に反映されます
 

 

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