このマニュアルはPNG形式の画像が表示できるブラウザを使用してください
H/Aはライトウェーブレイアウトのイメージフィルタとして動作するプラグインです。
ライトウェーブ標準のアンチエイリアスは場合によってはレンダリングそのものより時間が掛かったりしますが、H/Aは再分割レンダリングなどをせずに処理するので高速です。また、ポリゴンのエッジをすべてぼかしたり、半透明にすることもしないので画像のぼやけも抑えられています。サンプル1
アンチエイリアスなし(11秒) LWのアンチ中(113秒) H/A Str:100 Thr:180(14秒) アンチなしにぼかしをかけたもの牢屋の格子のようなものをレンダリングしました。ご覧のとおりぼやけることも無く、高速にエッジをスムースに処理しています。
部分の拡大
アンチエイリアスなし LWのアンチ中 H/A Str:100 Thr:180 アンチなしにぼかしをかけたものサンプル2
アンチエイリアスなし(26秒) LWのアンチ中(79秒) H/A Str:100 Thr:224(29秒)
1.動作環境
Intel版LightWave5.6、6.0、6.5
ha105.zipを解凍してできるフォルダの"forLW56"内の"ha56.p"がLW5.6版、"forLW60"、"forLW65"内の"ha.p"がLW6.0版、LW6.5版です。
2.インストール
HA.pをライトウェーブのpluginフォルダ以下に置き、レイアウトのプラグイン追加で組み込んでください。
また、LW6.x版はモデラーに組み込むと画像編集で使用できます。
3.インターフェース
レイアウトの「設定」タブの「イメージプロセス」内「イメージフィルタ追加」またはレイアウト、モデラーの「画像編集」の「プロセシング」タブ内の「フィルター追加」から「H/A」を選択、表示されたプラグイン名をダブルクリックでオプションパネルが開きます。
・Target
アンチエイリアスをかける対象を選択します。
初期設定はRGBのみになっています。・Enabled
処理の有効/無効を切り替えます。無効状態だと処理は行いませんがプレビューバッファを取り込みます。
・Strength
アンチエイリアスの強さを設定します。通常は100のままで問題ありませんが、小さい画像をレンダリングする際にぼやけが気になるようでしたら下げてみてください。
・Threshould
角となるピクセルがその周囲とどれぐらい色の差があればアンチエイリアスの対象をするかを決めるしきい値です。
多くの場合はデフォルトの224のままで比較的良い結果が得られます。
256ですべてのピクセルを処理し、0ですべて無視します。当然大きくするほど処理時間は伸びます。下半分はプレビューウィンドウです。プレビューを行うにはH/Aをセットしてから1度レンダリングを行う必要があります。
・PreviewType
プレビューウィンドウの表示をRGBとアルファで切り替えます。
・Draw
プレビューウィンドウに描画を行います。
・Auto
プレビューの自動更新なんですが…
現在機能しません。・◆ボタン
ここでドラッグするとプレビューウィンドウ内の画像をスクロールさせられます。
処理高速化のためスクロールさせるとアンチエイリアスは解除されますので目的の位置にスクロールさせたらDrawボタンをクリックしてください。・ズームスライダ
プレビュー画像を1、2、4、8倍にできます。
現在、自動更新は機能しないのでパラメータ、スクロール、拡大率を変更したらDrawボタンをクリックして再描画してください。
4.弱点
レンダリングを終えたピクセルのみで処理をするため、1ピクセル幅の細い線などは場合によってはつぶれてしまうケースがあります。
輪郭の一部が途切れ途切れになっている
5.履歴
2000/08/05 ver.1.0公開
2000/08/15 ver.1.05
・ Enableスイッチ追加、処理対象のデフォルトをRGBAに変更
2000/12/06 ver.1.1( LW6.xのみ )
・ メモリ使用量が1/3に6.最後に
このプラグインはフリーウェアです。
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D-Creationホームページ:http://webclub.kcom.ne.jp/mb/dhm/まで