- DC_NormalBaker -
概要
DC_NormalBakerはモデラープラグインです。
モーフマップで変形させた状態のオブジェクト法線ベクトルを頂点カラーマップに焼きこみます。
作成された頂点カラーマップはサーフェイス設定のDC_VertexNormalノードを使用することで法線ベクトルとして取り出すことが可能です。
複雑な形状にシンプルな陰影をつけるといった法線の転写を実現するプラグインです。
クイックスタートガイド
モデラーで任意のオブジェクトを開き、新しい相対モーフマップを作成します。
モーフ形状を編集して転写したい法線ベクトルとなるような形状にします。
編集モードをベースに戻してからDC_NormalBakerプラグインを実行します。
[MorphMap]に作成したモーフマップを指定し、[VertexColorMap]に法線ベクトルをベイクする頂点カラーマップ名称を指定します。
モデラーでオブジェクトを保存し、レイアウトに読み込みます。
オブジェクトのサーフェイス設定を開き、ノード編集で[D-Creation]カテゴリの[Tools]から[DC_VertexNormal]ノードを追加します。
設定パネルを開き、[ColorMap]にDC_NormalBakeで作成した頂点カラーマップを指定します。
[WorldNormal]出力をマテリアルの[Normal]へ接続します。
ビューポートの表示をVPRに切り替えます。
シェーディングが転写された法線ベクトルで行われているのが確認できます。
ノードを設定しない状態のオブジェクトを複製して比較するとわかりやすくなります。
DC_NormalBakerリファレンス
MorphMap
転写したい法線ベクトルを持つ形状のモーフマップを指定します。
(Base)を指定した場合ベース形状の法線ベクトルをベイクでき、レイアウトで変形させたオブジェクトの法線ベクトルを戻すといった使い方も可能です。
VertexColorMap
ベイク対象のRGB頂点カラーマップを指定します。
存在しない場合は新規作成されます。
また、頂点を選択してからプラグインを起動した場合は選択頂点だけをベイクするため、ハイポリゴンモデルでは修正した部分だけを選択することで高速に再ベイクが可能です。
DC_VertexNormalリファレンス
ColorMap
DC_NormalBakerで作成したRGB頂点カラーマップを指定します。
World Normal⊕
ワールド座標系の法線ベクトルです。
マテリアルノードなどの[Normal]に接続します。
Object Normal⊕
オブジェクト座標系の法線ベクトルです。
法線ベクトルをノードツリー上で加工する場合などに使用できます。
オブジェクト座標系の法線ベクトルは[Math]カテゴリの[Vector]にある[Transform]ノードでワールド座標系に変換できます。
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