・陰線消去されたワイヤーフレーム・
ワイヤーフレームである。
ライトウェーブにも標準でついている機能であり、サーフェイスパネルの「アウトラインのレンダー」をONにすれば簡単にできるのではあるが、これだと裏を向いてる面のワイヤーまで表示されてしまいガッカリ。
フォグを使うなどして誤魔化せるものの、設定に手間がかかったり、他の機能と組み合わせるのに問題があったりして面倒。しかもうちの環境では「アウトラインのレンダー」をONにするとラインの太さのエンベロープが勝手にONになったり、滅茶苦茶な値が入ったりして精神的によろしくない。
それが世界中のCGサイトで
「陰線消去されたワイヤーフレームのレンダリングはどうやるんですか?」
「ちっとは過去ログ読めよ屑が」
といったやり取りが延々と繰り返されている原因となっていると断言しても過言ではないだろう。
そこでunRealである。
まずワイヤーフレームにしたいサーフェイスにEdgeTracerをセット、IDを適当に設定する。
CelPainterでも構わないが後でサーフェイスを透明にするので処理が重くなるだけでまったく無駄。
マシンパワーが有り余って困ってるけどSETI@Homeなど他人のために使ってやるCPUパワーは1bitもねえって人ならCelPainterでもいいかもね。
次にサーフェイスの設定。
線で囲んだ部分のようにすればOK。
6.5からは複数サーフェイスをまとめて編集できるから大して面倒な作業ではないはず。
そういや日本語パネルでスナップ撮っちゃったけどと翻訳サイトじゃ画像の日本語までは翻訳してくれないから外人さんは困るかも。
まぁコントロールの配置から大体わかるか。
普段英語マニュアルとかでこっちが散々苦労させられてるから仕返しだ仕返し。
でもってToonTracerの設定をする。
セルエッジレイヤーを追加して、枠内のように設定するだけ。
これで陰線消去されたワイヤーフレームが出来上がり。
欠点があるとすればライトウェーブ標準のもののようにサーフェイスの質感をワイヤーに反映させることができないが諦めて欲しい。世の中そんなに都合よく行かないんだよ!
ここまで読んで「これってオブジェクトプロパティのセルエッジでもできるんじゃ…」と思ったあなた、そのとおりです。
ここまで書いてきて自分ももしやと思ってやったらできやがりました。
しょうがないんで差別化を図るために一番最初の絵ではレイヤー2枚重ねてグローっぽい効果をだしてます。
他にもテクスチャと組み合わせたりすれば表現の幅も広がるはず。ライバルに差をつけろ!