DC_NormalDrag (Node Plugin)
DC_NormalDragMulti (Node Plugin)

  1.はじめに

DC_NormalDragノードはサーフェイスの法線を任意のベクトルへ向けることが出来るノードです。
セルシェーダーを使用した際に起伏の激しい面に発生する陰影を平坦にしてより2Dに近い絵作りをサポートします。

デフォルトのレンダリング結果


Nullオブジェクトの向きを使用して法線の向きを統一




  2.対応LightWave3Dバージョン

9.x 10.x 11.x



  3.インストール

DC_NormalDrag.pを適当なフォルダにコピーし、モデラーまたはレイアウトのプラグイン追加コマンドで追加します。
プラグイン追加に成功すると、ノードエディタの「Tools」グループに「DC_NormalDrag」「DC_NormalDragMulti」が表示されます。



  4.インターフェイス

DC_NormalDrag



    入力

  • Reference Normal (NodeInput)
  • Reference Object (Panel)
    法線の置き換えに使用するベクトルをノード入力、またはシーン内のオブジェクトで指定します。
    オブジェクトを指定した場合はその向き(World Forward)が使用されます。

  • Invert Vector (Panel)
    入力ベクトルを反転させます。

  • Weight (NodeInput / Panel)
    ウェイトマップを指定することで法線ベクトルが受ける影響を調整することができます。
    下の例では鼻や顔の側面のウェイトを0%にすることで顔の陰影を抑えつつ鼻の陰はしっかり出るようにしています。
    ウェイト自体を指定しない場合はすべて100%として扱われます。


    出力

  • World Normal (NodeOutput)
    変換したベクトルをワールド座標系で返します。



DC_NormalDragMulti



DC_NormalDragMultiノードでは、参照オブジェクト、ウェイトマップが直接指定できない代わりに、ノード入力を使用してひとつのサーフェイスに対し複数の参照ベクトル、ウェイトを指定することが出来ます。



  5.最後に

このプラグインはフリーウェアです。
このプラグインを実行したことによる、直接、間接的な損害に関しての、一切の責任は負いかねますのでご了承下さい。

製作者 DHM : dhmd-creation.sakura.ne.jp
D-Creation : http://d-creation.sblo.jp/